2~4 人・30 分・ 12 歳以上
新しい星の夜、あなたは小さな魔女となり、宝石の湧き出る洞窟を箒で駆け、3つの宝石を集めて護符(ペンタクル)を作ります。 ライバルたちは強力な魔術を武器に、ときにあなたを出し抜き、ときに妨害を加えるでしょう。 ここでは巧みな箒さばきだけでなく、邪魔者を退ける戦術も必要となるのです。 護符が3つ揃うとき、夜の儀式は終わります。より強力な護符を持ち帰ったものが、より大きな称賛を得るでしょう!
このゲームは手番の繰り返しで進みます。 手番は ❶ 駒の制御、❷ 駒の移動、❸ 回復処理の 3つのステップに沿って、全員同時に進めます。
駒の制御では、全員手札からどのカードをどの向きで出すのかを決め、一斉に公開し、各自の速度を更新します。
◆加減速カードには、加速の向きと減速の向きがあります。 加速の向きで使ったら、書かれた数のぶん加速し、減速の向きで使ったら、書かれた数のぶん減速します。
速度が上限を超えたら、速度を下限にしてから残った分を加速します。速度が下限を下回ったら、下限の速度にします。 速度の上限と下限は、速度ゲージに書かれています。
◆覚醒カードには、向きはありません。 これを出したプレイヤーはこの手番、速度は変更せず、個人ボードに書かれた覚醒効果を発動します。
駒の移動では、各駒を一回ずつ、各々の速度に等しいマス数分だけ進めます。 ただし、他の駒に追突された駒は自身のスタートマスに戻されます。 駒は全て同時に進むイメージですが、処理は順番に行います。
まだ進めていないボード上の駒のうち、速度が最高のものが次に進める駒です。 次に進める駒の候補が複数ある場合、祝福プレイヤー自身を含めて祝福プレイヤーに席が時計回りに近い順に進めます。(例1)
例1:速度が8のチャリオットが最速なので、最初に移動します。次に速い駒は速度6ですが、これは3つあります。 そこで、祝福プレイヤーの駒であるエンチャントから、席順で時計回りの順に3人が移動します。
駒を進めるたびに、[1]追突判定を行い、[2]チップの獲得を行います。
[1]追突判定:今進めた駒の通過したマスに、まだ進めていない駒があるか調べます。そのような駒がない場合、ここでは何もしません。 そのような駒がある場合、その駒を進めると、どこに止まるのかを確認します。
例2:速度4の水色の駒を進めたところ、通過したマスに、まだ進めていない黄色と紫の駒がありました。 紫の駒はこの手番、いま動かした水色の駒の手前に止まる予定で、黄色の駒は先行し続ける予定でした。 紫の駒は、進める前に、即座にボード上から取り除かれます。 黄色の駒は、このあと進めることになります。
[2]チップの獲得:今進めた駒が止まったマスにチップが置かれていたら、それを獲得できます。 止まったマスにチップがなければ、ここでは何もしません。 獲得したチップは、表向きで手元に置いておきます。
ボード上からチップを獲得したプレイヤーは、そのマスに補充を行います。
補充とは、待機チップから1枚選んで、チップを取られたマスに置くことです。 このとき山が尽きたら、もう片方の山のトップをそこに置き、引き続き待機チップが2枚公開された状態にします。
回復処理では、まず、ボード上から取り除かれた全ての駒を、各々のスタートマスに移します。
そののち、この手番で使ったカードを裏向きにします。 手札が残り1枚になっていたら、各自の手元の使用済みのカードを全て手札に戻します。
プレイヤーの手元に表向きのチップが3枚置かれたら、即座にそれらをセットにして、手元に裏向きで積み重ねます。 これをペンタクルと呼びます。
なお、キャラクターの効果によって、チップを複数枚まとめて獲得する場合があります。 このとき、手元に表向きのチップが3枚以上置かれたら、そこから3枚を選んでペンタクルにします。
誰かがペンタクルを3つ(3組)作ったら、その瞬間にゲームが終了し、得点計算に移ります。 全員、自身のペンタクルの内容を公開し、そのそれぞれについて、以下の通り得点します。
合計得点が最大のプレイヤーが勝者となります。
3人で遊ぶときは駒を3つ使い、スタートマスの1つに駒が置かれていない状態でゲームを始めます。 最初に遊ぶときは、ゴッドハンドを除く3種類の駒を使うことを推奨します。
2人で遊ぶときは、駒を2つ使い、スタートマスを1つ飛ばしに使います。 また、駒を進めたプレイヤーは、チップの獲得の後に、以下を行います。
この項目の記述は、準拠するバージョンのマニュアルに書かれていません。
ゲーム終了時に最大得点のプレイヤーが複数いた場合、より多く(表向きの)宝石を獲得していたプレイヤーが勝者となります。 これでも優劣が決まらなければ、勝利を分かち合います。